ike_log/全国200軒のオムライスを食べた男のグルメログ

オムライスをこよなく愛する男のグルメ記録🍽

【IKElogのグルメ巡り(第73話)】つかんと七洋軒P.O.@六本木

店舗情報↓
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【店名】
つかんと七洋軒P.O.
【営業時間】
[ランチ]
11:30〜15:00(LO14:30)
[ディナー]
18:00〜23:00(フードLO22:00/ドリンクLO22:30)
定休日:日
【アクセス】
東京メトロ日比谷線 六本木駅2番出口より徒歩8分
都営地下鉄大江戸線 六本木駅4b出口より徒歩12分
東京メトロ千代田線 乃木坂駅より徒歩9分
【予算】
5,000〜6,000円/人(ディナー)
【オススメ利用シーン】
一人・デート・友人/知人/職場の人との利用
【食べログ評価(訪問日時点)】
⭐️3.61
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☆オススメポイント☆
①「つかんと」と「atirom Tokyo」がコラボした、2024年3月までの期間限定ビストロ
②数々の名店での経験を経た、シェフ「高橋 七洋」氏による、「東京食体験」を楽しめる

「進化したオムライス フレッシュトマトソース(1,650円)」

是非〆として注文して欲しいというお店からの想いを受けて、〆に注文したこちらのオムライス。

運ばれてきた瞬間から気を引かれるのは、たっぷりのオムライスの上に乗せられたハーブ類から漂う爽やかな香り。

オムレツは、
外側は火が通り、内側はまだ半熟な仕上がりのもので、厚みも結構しっかりとあるので、卵の量も多め。
バターの香りを感じる、主張のしっかりとしたタイプのもので、卵に大葉のような何かしらのハーブが混ぜ込まれてものであった。

ライスは、
やや柔らかめで、しっとりとした水分多めのケチャップライス。
ただ、ケチャップの味わいというよりは、バターの味わいの方が強めで、結構しっかり目のガツンとした味わい。
具材自体は鶏肉だけ。

そして特徴的だったのがこのソース。
フレッシュトマトベースのサラサラソースで、水分量の多いもの。
酸味が強めで、ハーブも混ざっており、ピクルスの様な味わいだった。
水分量が多い理由としては、これがライスと混ざり合い、リゾットの様にしてかきこめるようにという想いを込めているそうで、まさにこの辺りは〆を想定している。

オムレツやライスがしっかり目に味付けされているので、やや濃いのかと思いきや、ミントやパセリ、ディルといった、爽快系のたっぷりハーブや、フレッシュな酸味強めなトマトソースと共にいただくと、不思議とさっぱりと頂ける。
やはり〆にオススメしたいオムライスである。

「とんかつ(ヒレ)(1,210円)」

やはり「つかんと」さんで欠かせないのはとんかつ。
とんかつメニューは、こちらのヒレ、そしてロース、さらにはカツ丼までご用意されている。
今回は一番人気のヒレのとんかつを注文した。

登場したのは、なんとも美しいピンク色をしたとんかつ。
中心部が赤い様に思えるかもしれないが、低温調理をしてから揚げているため、問題なく食べられる。

ヒレはとにかく柔らかさが特徴的で、ふわふわという表現が当てはまるほどのもので、低温調理しているためか、揚げていても肉の旨味が逃げておらず、甘みがとても強く感じられる。


ソースとしては、特にオススメの食べ方が、
・甘口醤油×辛子
八丁味噌×柚子胡椒
・広島の藻塩×オリーブオイル
で、特に最後の食べ方は、肉の旨味にしっかり集中できるので、オススメである。

「デミチーズハンバーグ 90g(990円)」

こちらも人気の高い、ハンバーグにチーズを溶かしかけた一品。

ハンバーグからは、少し力を加えただけで、肉汁が溢れ出すほどで、かなりジューシーな仕上がりとなっている。

ややレアで仕上げられており、肉の甘みをしっかり感じられる。
また、デミグラスソースはやや粘度の低いサラッとしたタイプで、これが苦味と甘みのバランスのいいもので、肉汁と混ざり合うとより一層旨味が強調される様に感じた。

今回は90gにしたが、1人でペロリと平らげられる大きさなので、2人なら150gの方がオススメ。

「紅茶プリン(660円)」
「富士山カヌレ(440円)」

紅茶プリンは、
柔らかく、なめらかタイプのプリンで、ミルクの感じがしっかりとする、まろやかな味わいのもの。
後味には紅茶の香りが鼻を突き抜けていき、心地よい。
カラメルソースは、かなりサラサラとしたもので、紅茶の味わいを邪魔しない程度の、ほんのりとした苦味だった。

富士山カヌレは、
「TIRPSE」と「atirom Tokyo」が販売しているオリジナルスイーツで、お取り寄せか、羽田空港、そしてこの店舗でのみ手に入れる事ができる。

生地がかなり特徴的なのだが、これにはなんと酒粕が利用されており、香りつけにも芋焼酎「山ねこ」が利用されるなど、日本的なエッセンスをふんだんに使った、まさにジャパニーズ・カヌレ

【まとめ】
六本木通りを西麻布方面に進み、西麻布郵便局があるところの道を中に入ったところに現れる、「つかんと七洋軒P.O.」さん。

こちら、元々旧西麻布郵便局の跡地にオープンしたお店だそうで、ATMのスペースや、郵便局らしいポスターなどが貼られていたりと、郵便局の名残が至る所から感じられる。

こちらのお店は、世界最速でミシュラン一つ星を獲得した「TIRPSE」のオーナー「大橋 直誉」氏が展開している人気とんかつ店虎ノ門つかんと」と、住所非公開で、大きな注目を集めている「atirom Tokyo」の料理長「高橋 七洋」氏がタッグを組んでオープンさせたお店で、料理長の「高橋 七洋」氏は、かつて洋食店の老舗御茶ノ水「小川軒」や、銀座「シノワ」、神楽坂「NK」などを経た、言わずと知れた有名シェフ。
そんなシェフによる和食・洋食・フレンチの要素を融合した「東京料理」をカジュアルに楽しめるのが特徴。

この日は平日の19:30に予約をして訪問。

店内は基本的にはカウンターとテーブル、そして予約限定にはなるが、ATMスペースを活用した個室もあるのだとか。

ちなみにこちらのお店は2024年2〜3月ごろまでの期間限定店舗であり、営業は残り半年ちょっとなので、まだ未訪問の方はお急ぎを。