ike_log/全国200軒のオムライスを食べた男のグルメログ

オムライスをこよなく愛する男のグルメ記録🍽

【IKElogのグルメ巡り(第20話)】レストラン吾妻@本所吾妻橋

店舗情報↓
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【店名】
レストラン吾妻
【営業時間】
17:30〜20:00
定休日:月〜木
【アクセス】
都営地下鉄浅草線 本所吾妻橋駅より徒歩3分
東京メトロ浅草線 浅草駅より徒歩7分
【予算】
5,000〜6,000円/人(ディナー)
※現金のみ
【オススメ利用シーン】
記念日・デート・家族/友人/知人とのご飯
【食べログ評価(投稿日時点)】
⭐️3.66(洋食百名店2022)
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☆オススメポイント☆
①パッカン系オムライスの生みの親
②当たり前のメニューを当たり前でないレベルで

「先代創作 オムライス(3,520円)」
※自家製生ハムのオードブル付

こちらのオムライスは、今でこそ多くのお店が取り入れている、オムレツをライスの上に乗せて割るスタイル、いわゆる「パッカン系」オムライスを初めて作ったと言われているお店で、まさに元祖花咲オムライスの店。

 

この日はテーブルで食事をいただいていたが、是非カウンターに来て、オムレツが開く瞬間を見てほしいと言っていただけたため、特別にカウンターで開く様子を見せていただけた。

通常パッカン系といえばナイフを入れて開く様子が有名だが、元祖はナイフは要らず、乗せた重力で勝手に開くほどの半熟具合。

そんなオムレツは、これだけでも十分美味しいと思えるほど味がしっかりとついたもので、まるで卵焼きのような味わい。
卵は2個使っており、半熟の状態とよく焼きの状態が混在したオムレツで、やや厚みもある。

 

ライスはやや固め水分多めのケチャップライス。
ケチャップの酸味は少なく、代わりに胡椒の刺激がかなりしっかり効いている。
具材は細かく刻まれた鶏肉、玉ねぎ、そして筍。
かなり多めの量にも関わらず、どんどん食べ進められるスパイシーな味付けで、クセになる。

そしてソースはデミグラスソース。
粘度は低めのサラサラタイプで、最初は酸味があると感じていたが、塩気の強めなオムレツやスパイシーなライスを食べているうちに甘みが強く感じられるように変化してきた。

このオムライスを食べて感じたのは、やはり長年営業を続けられてきて、色々な人に食べられてきたために、様々な食べ方があったのだろうということ。
そのために、オムレツ、ライス、ソース、どこの部分から食べても美味しいと思えるようになっており、これこそが年月を経ることで生み出した味の深みなのだと感じた。

確かに値段はかなり高めだが、このオムライスに行き着くまでの試行錯誤を考えれば、決して高くはないと感じらるほどの、絶品オムライスだった。

【まとめ】
本所吾妻橋から三ツ目通り沿いに隅田公園方向に歩いたところにある「レストラン吾妻」さん。

 

スカイツリーを眺めることができる絶好のロケーションにあるこちらのお店は、1913年創業の超老舗洋食店

 

外観からはもちろん、店内もかなり年季が入っている様子で、昔から時が止まったかのようなレトロな雰囲気。
しかしながらとてもオシャレな内観で、清潔感もあり、居心地はとても良い。

 

歴史の深さゆえ、数々の著名人にも愛された様子で、店内には大女優の樹木希林さんが来店された際の写真飾られている。

シェフは現在3代目で、年齢もかなり高齢になっており、後継がいないということで2023年3月をもって閉店してしまう。

非常に残念ではあるが、最後の最後でこの絶品の洋食を味わえただけでも幸せであった。