ike_log/全国200軒のオムライスを食べた男のグルメログ

オムライスをこよなく愛する男のグルメ記録🍽

【IKElogのグルメ巡り(第80話)】たいめいけん@日本橋

店舗情報↓
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【店名】
たいめいけん
【営業時間】
<1階>
[火〜金]
11:00〜21:00(LO20:30)
[日・祝]
11:00〜20:00(LO19:30)
<2階>
11:30〜15:00(LO14:30)
17:00〜21:00(LO20:00)
定休日:月・日(2階のみ)
【アクセス】
東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅B6出口より徒歩3分
東京メトロ浅草線東西線都営地下鉄浅草線 日本橋駅B12出口より徒歩5分
【予算】
2,000〜3,000円/人(ディナー)
【オススメ利用シーン】
一人・デート・友人/知人/職場の人との利用
【食べログ評価(投稿日時点)】
⭐️3.49
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☆オススメポイント☆
①創業100年近くの、老舗超有名洋食店
②花が開くような「たんぽぽオムライス」

タンポポオムライス(1,950円)」
ボルシチ(50円)」
コールスロー(50円)」

たいめいけん」さんの名物料理となっている、こちらの「タンポポオムライス」。

まるでタンポポのように花開く様子に着想を得て名付けられたと言われているのだが、そのアイデアを出したのが、メニュー表にも書いている故「伊丹 十三」氏。
映画監督である「伊丹」氏が「たいめいけん」さんとタッグを組んで生み出されたオムライスなのだそう。

オムレツは、
真ん中を切り開く、いわゆるパッカン系で、中はトロトロの半熟タイプ。
ほんのりと塩気も感じるが、シンプルな卵の味わいが強い。
卵の量はかなり多いと感じ、恐らく3〜4個以上使用されているのでは。

ライスは、
やや固め、水分もやや多いケチャップライスで、具材は鶏肉、グリーンピース、マッシュルーム。
ケチャップ感は普通だが、それよりもバターの香りをしっかりと感じる事ができるタイプのライスだった。

ケチャップはやや甘めタイプだったため、シンプルなオムレツの味わいと相性がいい。

また、「たいめいけん」さんの中でも一際リーズナブルなのが、ロシア名物「ボルシチ」と「コールスローサラダ」。
特に「ボルシチ」は、ほんのりと魚介出汁のような味わいを感じ、結構満足度もあるボリューム。
これが50円というのは、頼まない理由はないのでは。

「オムハヤシ(2,100円)」

オムレツは、
タンポポオムライス」に比べてやや半熟感が強めな仕上がり。

ライスは、
やや固め、水分多めなタイプで、「タンポポオムライス」よりもケチャップ感が強く、しっかりとした味わいを感じる。
恐らくハヤシソースの強めな味わいに負けないようにだろう。
具材もハヤシソースの方に多めに入ってるためか、ベーコンのみである。

ハヤシソースは、
たっぷりのトロトロ牛肉と、玉ねぎ、マッシュルーム。
結構ビターな味わいだが、しっかり味わうと甘さも感じる。
このビターな味わいが、オムレツの甘さと相性良い。

こちらもかなりオムレツが大きく、かつハヤシソースもボリューミーなので、お腹いっぱいになること間違い無しである。

【まとめ】

言わずと知れた、洋食界の超有名店「たいめいけん」さん。

最近では、3代目のシェフである「茂出木 浩司」氏がよくメディアなどに出演されており、コンビニなどの有名チェーン店とも積極的にコラボなどをされており、知名度はますます上昇中である。

そんなこちらの創業はなんと昭和6年で、間も無く100年が経とうとしている老舗中の老舗である。
以前は日本橋新川に店舗を構えていたが、令和3年の4月からは今の場所で営業を続けている。

店舗は1階と2階に分かれており、1階ではリーズナブルな価格で普段使いできるメニューが揃っており、2階では少しフォーマルに、やや高価格帯なメニューを頂ける。
シーンに合わせて使い分けできるのも嬉しい。

この日は土曜の19:00ごろに訪問。
店内はほぼ満席で、やはり人気は高く、以前ランチタイムに訪問した際には行列のあまり断念した過去もあるので、予約ができない1階は多少の待ち時間が発生する可能性もある。
2階は予約も可能なので、時間に余裕のない方は2階がおすすめ。

各地に展開しているが、やはり本店は一味違う。
オリジナルの味わいを体験してみてほしい。

【IKElogのグルメ巡り(第79話)】ワニのニワ@非公開

店舗情報↓
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【店名】
ワニのニワ
【営業時間】
公式Instagramアカウントで掲載
【アクセス】
非公開
【予算】
2,000〜3,000円/人
【オススメ利用シーン】
一人・デート・友人/知人とのご飯
【食べログ評価(投稿日時点)】
非公開のため無し
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☆オススメポイント☆
①オムライスをとことん追求し、未だ進化を遂げる「未完成オムライス」
②艶やかで芸術的なオムレツ

「未完成オムライスSelect(3,300円)」
※ワニメイト会員は600円引


前回は「未完成オムライス3.0」をいただいたが、それをバージョンアップしたのが「オムライス4.0」。
「未完成オムライス3.0」の時にはオムライスの上にソースがかかっているスタイルだったが、「未完成オムライス4.0」では、そのソースがオムレツの中に入り、非常にシンプルなビジュアルとなった。
シンプルイズベストという言葉もあるが、オムライスも進化と共にシンプルになっていくのだろうか。

そしてその「未完成オムライス4.0」の中のソースを選べるのが「未完成オムライスSelect」。
ソースは時期によって変わるのだが、この日は、
・ポークデミグラスソース
・マッシュルームのホワイトソース
・海老のビスクソース
・4種のクワトロフォルマッジョ
・金沢ゴーゴーカレー
いぶりがっこクリームチーズ
・かぼちゃと玉ねぎのエスニックマリネ
のラインナップ。
今回は、「いぶりがっこクリームチーズ」「かぼちゃと玉ねぎのエスニックマリネ」をチョイスした。
ここにスタンダードの自家製トマトソースが加わる。

オムレツは、
芸術作品かのような美しい表面で、艶やかさは他店のオムライスとは別格。
卵には山形県「いではのもみじ」を3個も利用しており、厚みもややある。
ただすごいのはその厚みが綺麗に均等になっている点。
一朝一夕で出来る所業ではない。
味わいはほんのり塩気を感じ、シンプルなもの。

ライスは、やや固めで水分少なめな仕上がり。
ケチャップはそれほど濃くないが、香りはしっかりと感じられる。
具材は鶏肉、玉ねぎ、ピーマン。

そしてソース。
いぶりがっこクリームチーズは、
ソースの割にはかなりしっかりとした食感のいぶりがっこが入っており、元々いぶりがっこクリームチーズが好きな私はかなりハマった。

かぼちゃと玉ねぎのエスニックマリネは、
ごろごろとした大きめカットの具材に、ナンプラーのような味わいのマリネがされており、夏場は特に美味しいと感じる。

現時点でもすでにかなり完成系に近いかと思うが、ここから更に進化すると思うと、ワクワクが止まらない。


「ふわとろ卵サンド(2,200円)」
※ワニメイト会員限定

ちなみに同行者が注文したワニメイト会員限定の卵サンドも頂いたが、こちらはフワフワのオムレツがたっぷりと入っており、かつ粒マスタードが豊富に使われ、非常に美味しく、飽きずに食べられる。
機会があれば是非注文してみてほしい。

【まとめ】

SNS上で一躍有名となった、会員制オムライス専門店「ワニのニワ」さん。
クラウドファンディングで会員を募れば、あっという間にその会員権は無くなってしまうなど、非常に高い人気のお店であり、今回会員の友人のお誘いを受けてなんとか訪問できた。

その人気の理由というのが、「未完成オムライス」。
その名の通り、日々成長を続ける進化系オムライスで、2.0→3.0→4.0と進化を遂げている。
今回は3.0であったが、最新版の4.0はソースをオムレツの中に入れ込むという、見た目のシンプルさをより強調した形となっており、この先の進化がとても気になる。

こちらの店主であるzenさんのアカウントにも想いが記されているが、「優しい世界」を作り上げることを目標としており、それに共感できる方のみが入店できる。
入店前には是非一読して頂きたい。

【IKElogのグルメ巡り(第78話)】オムの細道@曳舟

店舗情報↓
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【店名】
オムの細道
【営業時間】
11:00〜15:00
定休日:月・火・金〜日
【アクセス】
京成押上線 京成曳舟駅A2出口より徒歩6分
東武東上線 曳舟駅東口より徒歩12分
【予算】
1,000〜2,000円/人(ランチ)
【オススメ利用シーン】
一人・デート・友人との利用
【食べログ評価(訪問日時点)】
⭐️3.38
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☆オススメポイント☆
①数々のメディアで取り上げられた、美しすぎるオムライス
②毎週水・木しか営業しない、レア感も人気の秘訣

「オムライス(880円)」
「全部のせ(440円)」

今回は通常のオムライスに、
・ソーセージ
・目玉焼き
・inチーズ
の全てをトッピングした、全部のせを追加注文。
全部のせは、それぞれで注文するよりもお安くなるので、お得である。

運ばれてきたのは、写真通りの美しいビジュアルのオムライス。
飲食店だと写真とは異なる事もしばしばあるが、こちらは見事なまでに同一であった。

まずはこちらのオムライスを有名にしたと言っても過言ではない、きめの細やかなオムレツ。
内側まで火は通っているのだが、食感は滑らかなケーキのような、ふわふわの唯一無二のもの。
この技術は素晴らしい。
味わいはとてもシンプルで、恐らく牛乳か生クリームが入っているためか、とてもクリーミー
とにかく量が多く、卵3つ分以上は利用されているかと。

続いてライスは、やや柔らかめ、水分もやや多めなケチャップライスで、バターの香りもしっかりと感じられる。
具材は細かく刻んだベーコンと玉ねぎ。
そしてほんのりブラックペッパーも感じられる。
ただ、特筆するような味わいではなく、ライスについては普通レベルかと。

そしてトッピングした、チーズ、目玉焼き、ソーセージについては、あることで映えるオムライスになることは間違いないが、正直味わいにはあまりプラスには働いておらず、どちらでもいいかなというのが正直な感想。

見た目に関しては、間違いなく全国トップクラスの素晴らしさであり、オムレツの食感も素晴らしい。
ただし味わいに関しては、そこまで特筆できるものはないと感じたのも、また事実。

ただ、このサイズ感で、素晴らしいビジュアルで、人気が出ているにも関わらず価格帯はかなりリーズナブルな点には感服した。

【まとめ】

曳舟エリアの明治通り沿いにお店がある「オムの細道」さん。
こちら、すでに数々のメディアで取り上げられているため、説明不要の人気を誇るオムライス専門店。


営業をしている場所は「オムの細道」さんの店舗というわけではなく、週替わりで間借りをしている場所となっており、「Share Cafe 分館」でもヒットする。

人気の理由はなんと言っても、美しすぎるオムライス。
そのビジュアルの美しさで、動画最盛期となったSNS業界でも、未だに静止画でもバズる、美術品のような美しさである。
また、人気の理由の要素はそのレア感にもあり、水・木の週2回しか営業をしていないため、訪問客が集中する。

訪問のためには整理券が必要で、おおよそ9時ごろから配布が開始される。
この日は木曜の10:00ごろに到着し、整理券をゲット。
その後は15時までの間ならいつ来てもいいのだが、基本的にはみなさん開店を並んで待っている様子。
私は12:50に再訪し、5組待ちで13:35に入店した。

全てのオムライスをお一人で作られているため、提供には非常に時間がかかることが予想される。
時間に余裕がある時に訪問して欲しい。
ちなみに整理券は1人1枚のみなので、来店する方全員揃って並ぶ必要がある。

なかなか気軽に行けるオムライスではないが、このビジュアルをリアルで見る価値はあると感じた。

【IKElogのグルメ巡り(第77話)】洋食あきら@曳舟

店舗情報↓
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【店名】
洋食あきら
【営業時間】
11:30〜14:00
17:00〜21:00
定休日:火(祝日の場合は翌日)
【アクセス】
東武スカイツリーライン 曳舟駅より徒歩10分
【予算】
1,000〜2,000円/人(ディナー)
【オススメ利用シーン】
一人・友人/知人/職場の人との利用
【食べログ評価(訪問日時点)】
⭐️3.47
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☆オススメポイント☆
①ふわふわトロトロの、半熟オムレツ
②サラダ・味噌汁が付いて1,000円という、良コスパ

「ふわふわオムライス(1,000円)」
※サラダ・味噌汁付

オムライスはこちらの一種類のみ。
注文から15分ほどで提供された。

まずはメニュー名として記載されている通り、このオムライスの売りとも言えるオムレツ。
かなりふわふわ、トロトロな半熟の仕上がりで、パッカン系オムライスのパッカン後のふわふわ具合に似ている。
味わいはほんのりと塩気を感じる程度。
生クリームや牛乳などでクリーミーさを感じるふわふわオムライスは何度か頂いたことがあるが、こちらのオムレツは純粋に卵の量を増やしてふわふわにさせている様子。
このふわふわ感は家では出せない。
熟練の技を感じさせる。

ライスは、
柔らかめ、水分も結構多めなベチャッとしたタイプ。
濃いめのケチャップ味で、ほんのりとウスターソースのような香りも感じた。
具材は玉ねぎ、鶏肉のみで、特に玉ねぎは大きめカットで食感も楽しめる。

ソースはやや粘度もあるデミグラスソースで、こちらもウスターソースのような味わいもあり、甘味があるのが特徴。
甘めなハヤシソースといったところか。
塩気もしっかりとしているのも印象的。
ハンバーグがメニューにあったが、絶対に合うと感じた。

ボリュームはそれほど多くなく感じていたが、食べ進めると、その卵の多さゆえお腹いっぱいになる。
このオムライスにサラダ、味噌汁までついて1,000円というのは、卵高騰のこのご時世にしては、コスパが良いといわざるを得ない。

【まとめ】

曳舟駅から少し歩いたところ、墨田中学校や都立本所高等学校などの学校が集結しているエリアのちょうど裏通りのような路地裏にひっそりと佇んでいる洋食店「洋食あきら」さん。
草木に覆われていて、一見飲食店なのかわからないような不安な見た目で、営業もされているのか不安に感じる様子だが、おそらく看板が出ている間は営業されているかと。

この日は平日の17:15ごろに訪問。
店内には既に1組が入っていた。

座席は4人掛けほどのテーブル席と8〜10人ほどで囲めるような大きめのテーブル。
それほど大きくはないので、時間帯によっては混み合うこともあるかと。
また、店舗はお年を召したご夫婦のみで営まれている様子で、提供時間も少しかかってしまう様子。
そのあたりはご了承を。

メニューは揚げ物からハンバーグ、パスタなどのスタンダードな洋食メニューや、名物という珍しい「エスカロップ」もあった。

時間が経つにつれて、次々とご近所の常連さんが来店し、あっという間に井戸端会議状態に。
なんだかほっこりするシーンだった。

【IKElogのグルメ巡り(第76話)】麻布笄軒 中目黒店@中目黒

店舗情報↓
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【店名】
麻布笄軒 中目黒店
【営業時間】
[ランチ]
11:30〜15:00(LO14:30)
[ディナー]
17:30〜22:00(LO21:00)
定休日:水
【アクセス】
東急東横線 中目黒駅より徒歩5分
東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩5分
【予算】
3,000〜4,000円/人(ディナー)
【オススメ利用シーン】
一人・デート・友人/知人/職場の人との利用
【食べログ評価(訪問日時点)】
⭐️3.58
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☆オススメポイント☆
①圧倒的破壊力の重量感満点のビジュアルの「オムリバーグ」
②三位一体のハーモニーを楽しめる「笄軒プリン」

「とろとろ玉子のオムリバーグ(2,000円)」


かつてSNSを震撼させた、圧倒的なビジュアルを誇る「オムリバーグ」。
今でこそライスの上にハンバーグを乗せて、その上にオムレツを乗せるスタイルのオムライスを提供しているお店は増えたが、それを一気に全国区に知れ渡らせたのは、ここ笄軒中目黒店さんと言っても過言ではない。

最初は期間限定ということで、惜しまれながらの終売となっていた「オムリバーグ」だが、復活を要望する声に応える形で復活したという話を聞き、訪問、注文した。

注文から約15分後に着丼。
やはりその圧倒的なボリューム感あるビジュアルに呆気に取られつついたが、ここで注意ポイントなのが、このオムレツがかなり固まりやすいと言う点。
よく見るパッカンをしたい方が多いと思うが、一方で写真もしっかりと撮っている方も多く見られた。

実際同行者も1〜2分ほど写真を撮ってからパッカンをしたのだが、中まで火が通りすぎてしまい、理想的な形ではなくなってしまっていた。
大体30秒くらいまでが限度かと。

そんなオムレツは、
見た目通りの半熟な仕上がりで、かなり卵の量は多め。
しかしながら、味わい自体はそれほどコッテリとはしておらず、調味料やバターは少なめな様子。

ライスは、
非常に量は少なめなケチャップライスで、やや固め、水分多めな仕上がり。
ケチャップ感はやや強めで、しっかりとした味付け。
具材は鶏肉、玉ねぎ、キノコとなっているが、そもそものライス自体が少ないため、具材の量も少なめ。

そしてメインとなるハンバーグは、
かなり重量感のあるずっしりとしたもので、中身は普通より少しだけレア目な仕上がり。
とてもジューシーで肉汁が滴るほど。
ハンバーグのおいしさはさすが洋食店といったところか。

ソースは2種を楽しめる。
元々かかっているのがチーズソース。
ベースはモッツァレラのようなフレッシュなもので、ほんのり酸味もある。
一方後からかけるタイプのデミグラスソースは、粘度低めのサラッとしたタイプで、ウスターソースのようなフルーティーな香りがするもの。
この両方が混ぜ合わさることで、互いに不足している部分を補い合った、良いソースであると感じた。

全体的な印象としては、ハンバーグの印象が強く、オムレツやライスについてはインパクトに欠けており、かつライスの量の少なさから、印象は殆ど残っていない。
オムライスを食べたというよりは、ハンバーグのオムレツ添えをいただいたと言う感想。
ただし見た目はやはりすごいので、一見の価値はある。

【まとめ】

中目黒駅降りたところの目黒川を渡った先にある、「笄軒 中目黒店」さん。「笄軒」さんと言えば、広尾に本店を構えており、そちらでの人気を引っ提げ、西武池袋店や、ここ中目黒店を展開した、洋食界でも知名度の高いチェーンであり、特にここ中目黒店は、今回注文した「オムリバーグ」で一躍有名になっている。

これまでも何度か訪問させていただいたのだが、休日のランチタイムにお伺いすると、長蛇の列で早々に受付終了されていたり、ディナータイム時に訪問させていただいた際も、予約受付分で店内満席だったりと、なかなかお伺い出来ずにいた。
今回はそんなこともあって、休日のディナータイムの18:00に予約をして訪問。
この日も店外にも行列ができていたが、それ以外の新規の受付は終了しており、この早い時間帯でも行けないというのは、洋食店としては凄まじい人気ぶりである。

多くの人が「オムリバーグ」しか注目しないかもしれながいが、オムライスもこの他にもいくつかメニューがあり、もちろんそれ以外のハンバーグやステーキ、ポーク系メニューや、パスタ系まで、幅広く揃っている。

特にパスタ系では、ナポリタンやたらこスパゲッティにオムレツを乗せたメニューもあり、そちらも注目度は高い。
洋食好きなら、是非「オムリバーグ」以外にも着目してみてほしい。

【IKElogのグルメ巡り(第75話)】クインベル@両国

店舗情報↓
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【店名】
レストラン クインベル
【営業時間】
[火〜金]
11:30〜14:45(LO14:15)
17:30〜20:30
[土・日・祝]
12:00〜14:45(LO14:15)
17:30〜20:30
定休日:月・不定
【アクセス】
都営地下鉄大江戸線 両国駅より徒歩5分
JR総武線 両国駅より徒歩12分
【予算】
2,000〜3,000円/人(ディナー)
【オススメ利用シーン】
デート・家族/友人/知人/とのご飯
【食べログ評価(投稿日時点)】
⭐️3.59(洋食百名店2022)
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☆オススメポイント☆
①ケチャップ×デミグラス×ドライカレーの3種のハーモニーが楽しめる特製オムライス
②ふわふわの柔らかさの、絶品すぎる牛ヒレカツサンド

「特製ドライカレーのオムライス(1,430円)」

まずはオムレツ。
見た目からもわかる通り、かなりトロトロの半熟タイプで、厚みもしっかりとしており、卵の量はおそらく3個以上は利用しているかと。
ほんのりと塩気を感じ、バターの香りも感じる。

そして「クインベル」さんのオムライスが面白いと感じた大きな理由なのが、中のライス。
一般的なオムライスのケチャップライスではなく、なんとドライカレーが入っているのである。
ドライカレーはやや固めの水分多めなもので、本格的なスパイシーさを感じるタイプのもの。
具材は玉ねぎ、マッシュルーム、ベーコン。
後半になるにつれて、スパイスを強く感じるようになってくるため、辛さもまあまま強めかと。

そんなオムレツ・ドライカレーに合わせるソースは、ケチャップとデミグラスソース。
スパイシーなドライカレーや、塩気のあるオムレツのせいか、ケチャップは甘く感じる。
デミグラスソースは、サラサラの粘度低めのタイプで、ややビターで酸味を感じるもの。
キノコがたっぷりと入っており、本格派の味わい。

一見味の要素が多いため、喧嘩してしまうのでは?と思われるかもしれないが、そこが見事にマッチするのがこちらのオムライスのすごい点。

オムレツの塩気と卵の香り、ドライカレーの辛味、ケチャップの甘み、デミグラスソースの苦味。
全てが混ざり合い、素晴らしいハーモニーを奏でる。
これまで様々なオムライスをいただいてきたが、やはり唯一無二の美味しさである。

「牛ヒレ肉のカツサンド(1,640円)」

「クインベル」さんで必ず注文しているのが、オムライスとこちらの牛ヒレ肉のカツサンド

特徴はなんといってもその柔らかさ。
赤身中心のヒレ肉にも関わらず、歯が入らないと形容しても誇張ではないくらいの柔らかさ。
そして口の中に広がる赤身の旨み。
価格帯的にもそれほど高いわけではないのに、このおいしさの牛ヒレ肉は衝撃的。

薄めのサクッとした食パンには、深みのあるソースと、刺激的な辛子がしっかり塗られており、どんどん食べ進めてしまう。

オムライスを注文しない方でも、こちらはマストで注文して欲しい、必食メニューである。

【まとめ】
両国駅の北側エリア、両国国技館などもある方向にある「横綱町公園」のすぐ近く、石原三丁目交差点のところにある、「レストラン クインベル」さん。

1994年に創業したと言う説があり、そうだとするとすでに30年近く営業されている町洋食店である。

こちらのお店にはすでに3回訪問しており、初めて訪問した時の感動が忘れられず、4回目の訪問となった。
すごいなと感じているのは4回目の訪問でも毎回美味しいと思わせられる点。
同一店舗でここまでの回数を来るのは「クインベル」さんくらいではないか。

この日は日曜の18:00に予約をして訪問。

店内は満席で、予約でいっぱいの様子。
土日祝日は予約が無難かと。

いつもアラカルトの注文だが、実は3,900円〜コースのご用意もあり、そちらもかなりお得な内容となっているので、ややフォーマルな食事会にも利用できてしまいそう。

やや都心からは離れるが、ここまで来る価値のあると感じさせられるお店である。

【IKElogのグルメ巡り(第74話)】FRANKY&TRINITY@中野坂上

店舗情報↓
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【店名】
FRANKY&TRINITY(フランキーアンドトリニティー)
【営業時間】
12:00〜13:30(LO13:10)(あくまで目安)
※公式Twitterアカウントにて毎日告知
定休日:月・日・祝(不定休)
【アクセス】
東京メトロ丸ノ内線都営地下鉄大江戸線 中野坂上駅A1出口より徒歩2分
【予算】
〜1,000円/人(ランチ)
【オススメ利用シーン】
一人・デート・友人/知人との利用
【食べログ評価(訪問日時点)】
⭐️3.52(洋食百名店2022)
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☆オススメポイント☆
①イルカのような見た目のプルプルドルフィンオムライス
②流線型のフォルムをした美しきオムレツ

「ドルフィンオムライス(800円)」

流線型をした綺麗な見た目がイルカに似ているということから、その名前が付いたというドルフィンオムライス。
提供された瞬間も、目を奪われる美しさであった。

まずはオムレツ。
軽く揺らすとプルプルと揺れるほどのぽってりとしたオムレツで、分厚く、かなり半熟な仕上がり。卵の量もかなりしっかり入っていそうだが、それ以外にもおそらくクリームが牛乳と思われるものも入っており、非常にクリーミーな味わい。
少し甘さも感じる。

もちろんそのままで食べても良いし、パッカンすることも出来る。

ライスは、
水分少なめやや固めな仕上がりのケチャップライスで、結構しっかりとした濃い味わい。
ケチャップだけの濃さではないので、酸味というよりは、しっかりとした塩味も感じる。
また胡椒も感じるほどの量が入っている。
オムレツがほんのり甘いので、パンチがあるこちらのケチャップライスは良く合う。
具材はベーコンと玉ねぎだけだが、ライス自体が普通サイズでもかなり多めなので、満足度は高い。

見た目も美しいが、それだけではなく、しっかりとしたクオリティの高さもあり、何よりオムレツとライスの相性が考えられたオムライスであった。

【まとめ】
中野坂上駅降りてすぐのところにある、2007年創業のオムライス専門店「フランキーアンドトリニティー」さん。

こちらの人気メニューはなんといっても「ドルフィンオムライス」。

かつてはこれ以外にもいくつかオムライスメニューがあったのだが、現在では店主の方の負担を考慮し、「ドルフィンオムライス」のみで、サイズも選べないようになっている。

ちなみにこちらのお店の店主は、東銀座で大人気となっている「喫茶YOU」さんのオムライスの生みの親で、むしろ元祖の味はこちら。
個人的には「喫茶YOU」さんのオムライスよりもオムレツがややあっさりで、ライスは柔らかく、ボリュームが多い印象。
ただ値段は800円という驚きのコストパフォーマンス。

この日は平日の12:20ごろに訪問。
店内は満席で、3組ほどの行列が出来ていた。
ただメニューは1つのみということもあり、回転は早く、20分ほどの待ち時間で入店できた。

オムライスの美味しさはもちろん、店主の方の優しい接客やアットホームな雰囲気のおかげで非常に幸せな気持ちで食事をいただける。
営業時間はそれほど長くはないが、ぜひ訪問してみてほしいオムライス店であった。